私と主人が結婚を決めたのは、私がバストアップサロンで働いていた頃逆プロポーズをした事がきっかけでした。
ダイヤのエンゲージリングもプレゼントしてくれました。

1年を過ぎた頃に同棲していた彼から別れを告げられ、理由は私に甘えてばかりの自分がいる事で前に進めないと思ったからだそうです。

とても辛い決断でしたが私は別れを決めて、住む場所が決まるまで不思議な同居生活を送りました。

1ヶ月が経とうとした頃、物件も契約だけとなった時に私はまだ彼が好きでたまらなく、どうしてもこの先も一緒に居たくて区役所から婚姻届けをもらいその日の晩に彼に渡しました。

『貴方の事が好きで支えていきたい、甘えてしまうならそうならない様にする』
そう言って渡すと彼は驚き、そして受け取ってくれました。

その時に答えは聞けませんでしたが数日後にまだテーブルにあった婚姻届けを見て、私は彼に『捨ててもいい?』と聞きました。
彼は『大事なものだから』と中身を出し見せてくれました。

そこには記入がされており、彼は私との未来を過ごしていきたいと気持ちを再確認し書いてくれたそうです。

丁度、数日後に私の亡くなった両親の結婚記念日があったので私達はその日に婚姻届けを出しました。

あれから数年が経ち子供も産まれ、今は幸せに暮らしています。